私は熊本に来るまで、そして師匠に出会うまで
専門的なことは全て専門家に頼むのが当たり前だと考えていた。
”もちは餅屋に”
的な感じで、外注するのは当然だと考えていた。
ところが、師匠から
頼る部分の精査
について学ばせていただいた。 数百年前の人でも家を作っていた。 それだったら、自分たちも家を作れるし、しかも そのときより技術が進化しているのでより優れたものが 作れて当然である。 ということで、実際、私も小屋を作っているのだが やはり、得意な人に頼むという意識が強かった。 その姿勢を見た師匠から
”技術を得なければ意味がない”
というお言葉をいただいた。
人に手伝っていただきながら自分の糧にできるように全て全身全霊自分がその建物に込める真実の意味を深く感じながらつくっていかなければ意味がない。
大工に作ってもらった家になんの意味もない。
本来は生きている全ての人間がそうでなくてはならない
人間は商売の摂理の中に生きている
対価を出すことで家に住むという馬鹿な考えの中に生きている
私は大きな間違いをしていた。
頼むときにも自分が理解して頼むのと丸投げとでは全く違う。
自分のスキル、レベルをつける最高のチャンスと思って
色々取り組んでいかなければ、昔の人より退化しているとしかいいようがない。
この世のものは誰かが考え作り出したもの。
だったら同じ人間にできないはずはない。
自分の思い込みがいかに強かったか、師匠のおかげで気付かされました。
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