私達は、「時短」「効率」などを考えてあたかもスムーズに作業や仕事を行っていると思いがちだが、実は無駄が多かったりする。
自分自身、会社員だったときには、マルチタスクに追われ、切りもりしながら作業をこなしていた。
そして、そのことになんの疑問も持っていなかった。
ところが、師匠に出会い、
「シングルタスク」(一つのことだけに集中する)
の重要性とその効果について気がつき、いかに今まで無駄なことをやっていたか愕然とした。
例えば、電話しながらメールをうつ。
一見、2つのことを同時にやっているように見えるが大間違い。
両方中途半端で結局無駄になってしまう。
シングルタスクにすることで、集中して一つのことを仕上げる。
その吸収力はマルチタスクでは決して得られないのだ。
動画鑑賞一つとっても、見るときには一気に見ないとだめですと
アドバイスいただいた。
それまで、何度も止めて見てきた自分にとっては耳が痛いお言葉だった。
特に映画などは、一気に見るからこそ得られる感覚があるにもかかわらず途中で止めてしまったら臨場感や映画監督が伝えたかったことが伝わらなくなってしまう。
お料理一つとっても
気持ちを込めて丁寧に作る料理と
テレビを見ながら作る気の入っていない料理とでは
味は全く違う。
やることがたくさんあるからどうしてもマルチタスクになってしまう。
そう言われるあなた、それは段取りが悪いだけです。