2022年7月22日金曜日

掃除について

 『NHKテキスト趣味どきっ!お寺の知恵拝借』と言う雑誌より

心を磨く作務と言う内容で掃除のやり方について書かれたのが 自分の師が常々話している内容と共通していること がとても多いのでご紹介します

ー(下記抜粋)ーーーーーーーー 「一掃除、二信心」という禅語があります。 仏の道を歩む者にとって、信心、つまり信仰心はもっとも 大切なものですが、禅では「掃除」をそれよりも上位に 置いています。なぜなら掃除とは、単にその場所をきれい にする、そこにあるものを片付ける、ということでは ないからです。  禅では掃除を「心を磨く」作業だと考えています。 本来、心はまっさらで清らかなものです。しかし、 生きているうちに、人の心には、ちりやほこりがたまります。 お金や名誉に対する欲や妄想、自分を大きく見せようとする 見栄や虚飾・・・など、いわゆる「煩悩」と呼ばれるものです。 そのちりやほこりを、私たちは常に払っていかなければ いけません。部屋のちりやほこりを払うことは、すなわち、 心の塵埃を払うことです。床を磨く事は心を磨くことなのです。 掃除に汗を流し、部屋がすっきり整ったとき、清々しい 気持ちになりませんか?それは心のちりやほこりが払われ、 心が磨かれたからです。心を磨くつもりで行なう。それが 禅的な掃除への取り組み方です。 ーーーーーーーーー 自分ごとでお恥ずかしいのですが、自分にはせっかちなところがあり 箒ではくときにさっさとはいていました。 そのときに師匠から言われた言葉は、 「ほこりをたてないことが大切」 「ペースを乱さずゆったりと」 「掃除に集中すること」 でした。 それまでの自分は きれいになれば手段は問わない いかに早く終わらせよう 効率よく◯◯しながらお掃除しよう など、掃除を甘く考えていたり どこか集中していないところがありました。 ところがその後、掃除を意識しはじめたせいか 仕事、生活、考え方・・・ 自分の生き方そのものにも同様の現象が おこっていることに気づきはっとしたのです。 掃除に自分の心が凝縮されている。。。 掃除の仕方でその人の状態がわかる。 ものの片付け方 履き方 拭き方 次に使う人のことを考えているか? 掃除=仕事=生き方 それぞれ共通していると言えるのではないでしょうか。 なぜならそうじが出来る人は概して 仕事ができたり 何かで結果を残していたり 充実した人生を送っていたり 金銭的に恵まれていたりするからです。 もし、さらに自分自身を高めていきたいのならば ぜひ掃除を見直してみることをお勧めします。 短時間でもいいので日課にすることで 心も空間も気持ちもすっきりし シンプルな生き方に近づくはず。 今日も最後までお読みいただきありがとうございました

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