2021年6月1日火曜日

無駄なく生きる

師匠は右目が見えず左耳は聞こえないそうです。

端から見ると全くそんな障害をお持ちだなんて気づかない位人一倍気がつかれますが、よく師匠はこんなことをおっしゃいます。


自分の母から体は一生かけて使い切れば良いと言われた。

だから例えば2つあるものは人生の半分で1つなくなったとしてもちょうどいい。そして残りの半分でもう一つ使えばいい。

死ぬときにすべての臓器が健康だったらそれこそもったいないではないか?

自分が死ぬときには全ての機能を使いきったタイミングで死にたいと。


私はこの話を聞いたときに、やはり悟りの世界に居られる方は違うと感じました。

私たち多くは、どこか体が痛いとすぐ治そうとしたり歳を重ねればアンチエイジングだと必要以上に若返りに力を入れる。

もちろん美しさを追求する事は悪いとは言わないが、私たちの労力をどこに使うかというところでしょう。


師匠はご自身の事よりも次世代のことを考えられています。

子供たちがまたその子供たちがより良い世界に住むことができるよう今いろいろな取り組みをされているのです。

ですからお金の使い道もそんな自分の欲のために使ったりしません。

結局、健康や美しさは私たちの欲望の1つであって多少体に不調があったとしても最高のパフォーマンスを出すと言うところに師匠は意識を置かれているので、身体が痛いだ、体調がすぐれないと言うのは一切関係ないのです。

もちろん健康管理と言うのは仕事をする上でとても重要ではあるのでそこを怠るなとは言っておりません。

ただ必要以上の執着はいらないのではと言うことなのです。


私たちには限られた時間しかありません。

その時間をどのように過ごすかそれによって私たちの人生の質レベルは決まってしまいます。


偉業を成し遂げるのは世界でも一握りの人かもしれませんが、でも自分の人生の中で最高のパフォーマンス最高のことを成し遂げると言う意識で私は日々生活したいと強く師匠を見て思いました。


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