2022年8月4日木曜日

華やかさに惑わされていませんか?!

東京の某高級タワーマンションのモデルルーム。


広いリビングに置かれたシンプルな家具に

超高層階から見た都心を一望できる夜景。


これを見て


「最高!稼いでこういう場所に住みたい!」

家族のためにもがんばろう!」


と思う人は多いだろう。


そして、夢をかなえるために一生懸命働き、

住宅ローンを組み念願のマイホーム

を手に入れ、奥さん、子どもも大喜び。


その幸せを守るために辞めたい会社も辞められず

定年まで歯をくいしばって頑張らざるを得ない。



ところが、その喜びもつかの間。


台風により浸水。

停電や水浸しの大惨事が勃発。


最寄駅も被害にあい通常生活に戻るまで

かなりの時間を要す。


なんとか通常生活に戻ったものの

心の不安は一向に消えない。


「また同じような事態に陥ったらどうしよう。。

引っ越したいが、住宅ローンは残っているし

子どもの学校のこともある。

やっぱりここで頑張るしかないか。。。」


そして、死んだ魚の目のようになり

正気を失っていき、何のために生きているのか

どこに向かっているかもわからないまま

流されてるまま。


まるで壊れたレコードプレイヤーのように

繰り返し繰り返し不協和音を流し続ける。



一方で家を持たない人々もいる。


住宅ローンも家財もない分物理的にも

経済的にも抱えるものがなく

その分自由な時間とお金がある。


ものも少なく身軽なためいつでもどこでも

好きなところに行くことができる。


また、自然エネルギー、

自然の中での生活、

自給自足にも詳しい人に至っては


タイニーハウスを作り

太陽光発電システム

風力発電を駆使し自家発電で電力をまかない

水も除湿機の仕組みを用いて精製する。


お手洗いも汲み取り式にすれば

万一、自然災害が起きインフラ供給が

ストップしたとしても全く関係ない。


一旦仕組みを作ってしまえばお金もかからないため

支払いだけが残り続けるということもないのだ。


さらに、完全オリジナルのため世界にたった

一つしかない独創空間ができあがる。


さらに、万一老朽化しても

マンションと違って業者に多額の費用を支払わ

なくても自分でメンテナンスできるし

そのノウハウを子供達に伝えられるため

半永久に持続可能なのだ。



果たして一体どちらが豊かなのだろう?



自然の摂理を超えているにもかかわらず

人の欲望を満たすための密集地に建ち並ぶ高級マンションや


地盤が低いところを埋め立てて作ったマンション地帯の中人口密度の高い空間での生活と



一方、


一面に田畑が広がる中に建っている古民家や


タイニーハウスで自分が創り出したオリジナル

空間での生活。



古民家は先人の知恵が集結している。


自然の木の形状を生かした構造だったり

地震に強いように支柱は固定されていなかったり

漆喰のように息を感じる壁だったり

襖や欄間から芸術を感じることができたり。。。



高級マンションのような便利さ、効率の良さはない

かもしれないが、家と一緒に生きているような

温かさを感じることができる。



どちらが良い悪いと言っているのではない。


世の中の価値観や常識に惑わされないで自分の生き方

を選んでいるかどうか?


201910月に起きた台風17号での大惨事から

そこの部分を再度見直していただくきっかけになれば

幸いです。


今日も最後までお読みいただきありがとうございました!

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