少林寺拳法の中に『八方目』と言う言葉があります。
この意味は
護身術である少林寺拳法を行うにあたり、まず相手の動きを察知することが必要となります。ところが目の動きは直ちに考えを他人に察知されるため少林寺拳法では目を動かさずに周囲を見ることを大切にしています。そのため1カ所だけをみてはいけないいけません。
目を動かさず周囲を見ることを大切にしております。この目配りのことをいいます。
これは私たちが生きていく上でも共通する教えになります。
つまり、一つのことに捉われず全体をみる
全ての状況を把握して一つのことをみる
私たちは日々様々なことが起きますが目線1つで考え方が変わってきます。
夫婦喧嘩1つとっても相手の気に入らないところだけをずっと見続けてそこに対して怒りや感情をぶつけがちです。
ところが八方目と言う考えを知っていればその1つのことを見るのではなく全体的な事を見ることにより、怒りや悩みも自然になくなります。
この広い地球上で戦争もなく平和に暮らしている、戦争している国の人から見ればこうしてパートナーがいて家族がいてくれるだけでありがたいと思えるでしょう。
他にも例えばFX。
自分がトルコリラの取引を行っていたとしましょう。
だからといって、トルコリラばかりじーっと見ていると他の国との関連性など動きが見えなくなってしまい、動きが読めなくなります。
ところがトルコリラをやっていても他の通貨、特にアメリカドルの動きを知っていれば動きをより理解しやすい。
ですから常に八方目と言う意識を持って物事をいろんな角度から見られると
悩み、怒り、悲しみなどが消え、より幸せに過ごすことができるのではないでしょうか。
0 件のコメント:
コメントを投稿