2021年6月11日金曜日

あきらめること

 私はよく師匠から血の気が多いと言われておりました。

何か話を聞いたら考えなしにすぐ動いてしまうのです。

それで今まで多くの失敗をしてきました。

またすぐ感情的にもなりがちで嫌だなと思ったらすぐ顔や態度に出てしまいますし苦手だなと思ったら避けてしまったりしてしまいます。

ところが師匠はいつも穏やかで柔らかくそれでいて力強くまっすぐ進まれます。

そんな師匠から私はよく深呼吸して落ち着いてください。

恐れや不安心配などは人をダメにします。

と言われておりました。


お話を伺うたびに自分でも自覚があるため

あーおっしゃる通りです

と気づくのですがやはりその場になってしまうと反射的にかっとなってしまうということが消えずにおりました。


そんなある日私は上からある課題を与えていただきました。

詳細は割愛いたしますが自分では決してやらないようなことを師匠の言われたとおりにやるのです。

やったことのないことに対して自分の中で抵抗や葛藤がありました。

ただ師匠が言う通りに1ミリも違わずやると決めていたので、無理矢理自分の殻を破り言われた通りに行いました。


するとどうでしょうその課題も数を重ねるごとに何も感じなくなりました。

そしてそれ以外のことがどうでもよく思えるようになりました。

私はこんなことをしているだったら普通のことなんてとても大事ではないよね。


と今までしがみついていた執着のようなものが消えたのです。

私は何をいろいろ気にしていたんだろう。

自分にはやらなければいけないことがある。

その方やそのことに感情的になって暇すらない。

自分は今まで余裕があっただけなんだ。。。


と自分のなかのこだわりがある種なくなった時がありました。

そこから自分の中で何かが変わり始めました。


トレードするときに自分の思うような方向にいかなかったとしても大丈夫必ず元に戻る

何かミスをしてしまったと思った時も大丈夫何とかなる

と今までの自分だったら、ぱっていた状況に対して落ち着いていられるようになってきたのです。

この心境になったらしめたものです。

後は淡々と行うだけもしくは待つだけなのです。


よく師匠は全ては精神です。

とおっしゃるのですがその意味がようやく体感できました。


もしあなたが何か思うようにならないですとかうまくいかないと感じているのであればぜひ自問自答してください。


自分は焦っていないだろうか?

自分は自分の欲望などから無理矢理何かをしていないだろうか?

自分自身を過信していないだろうか?

謙虚さを忘れ傲慢になっていないだろうか?


物事がうまくいくかどうかそれはもちろん自分のテクニックや経験などが大きいですでもそれに伴う精神がないと本当の意味でうまくいかないと言うことを実感いたしました。


まっすぐシンプルにそして執着をしすぎないこれはうまくいく法則の1つなのでしょうね。


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