2022年8月15日月曜日

危ない橋を渡っていませんか?

 子どもの頃、親や大人から


「あの川は危険だからいっちゃだめよ!

「夜遅くまであそんでいたら変な人にからまれる

可能性があるからいっちゃちゃダメよ」

「海の遠くまでいくと危険だからね」


等言われたことはないだろうか?


大人達が自分の経験を通して危険だと思われる事態に

こどもたちが陥らないように言っている言葉だ。



実は、自分の師をはじめとした大成功者は


リスクがあること、

確実ではないこと、

先人が言っていること、

理解していないことには、手を出さない


ことがいかに大切かを知っている。



また、成功している投資家は、自分なりの明瞭かつ

高精度な投資哲学を持っている。


マスメディアなどの声に左右されず、自分が直接

見聞きした情報や自分自身の判断基準に従って判断しているのだ。



例えばあなたが、投資を始めるにあたり

わからないことだらけだとしよう。


だからといって、雑誌や新聞の「この銘柄が熱い」

みたいな記事を鵜呑みにしてはいけない。


なぜなら、これらの情報は誰もが周知の事実であり

それを基にしていたら多くの人と同じ結果しか出せないからだ。


投資の世界で勝ち抜く人は、他人の持っていない情報を持っているか、

自分なりのぶれない投資の軸を持っているかのどちらかだ。


かの有名な投資家バフェットも言っている。


「リスクとは、自分が何をやっているかよく分からない

ときに起こるもの」と。


 例えば、株式、債券、不動産、投資信託、先物、商品取引、

保険などの金融商品のことをどれだけ理解しているだろうか? 



もしも自己資金の多くをトルコリラに投資するのであれば

トルコの情報をもっと収集したり、場合によってはトルコを訪れて、

肌身でその発展を感じるかどうかということをやってもいいくらいだ。


しかし、多くの人がそうした一時情報を取らずに、

マスメディアや金融機関のプレゼンを信じて投資先を決めてしまう


 11歳で初めて株を購入し、現在では総資産470億ドルとなった

バフェット氏が投資する際の基準としている4つのポイント

を紹介してみよう。


バフェット4つの投資基準

1。事業の内容を理解できる

〜自分で理解できない複雑なものには投資しない


2。長期的に業績がよいことが予想される

〜優れたブランド力や価格決定力を持つ


3。経営者に能力がある

〜信頼できる優れた経営者としか付き合わない


4。魅力的な価格である

〜安ければよいのではなく、優れた企業を適正価格で買う

総資産470億ドルといわれるバフェットの

「投資するか」「しないか」の判断基準は

とてもシンプルだ。


 

「流行というだけで投資したらバブルがはじけた」

経営者が誰かも知らずに株式を買ってその後不正経理で倒産した」


そんな話をよく聞くが、バフェットの持つこうした

軸が欠けているためかもしれない。



また、マスメディアやインターネット上の情報よりも

「自分自身が見た、聞いた、行ってみた」一次情報を

大切にしているのが、バフェットと並ぶ著名投資家の

ジム・ロジャーズ。


彼は、ジョージ・ソロスとともにクオンタムファンドを

 立ち上げ、10年で4000%というリターンを稼ぎだし、

37歳で引退した天才投資家だ。


 別名、冒険投資家の異名を持つジム・ロジャーズは、

ガールフレンドとバイクや車で世界を一周。発展性を

見込める街を見つけると口座を開設して、投資を行う。


旧ソ連時代にバイクで横断するために何十回と政府に

掛け合って渡航許可をもらったり、立ち往生すると

死を意味するような荒野、砂漠、盗賊やテロリストの街も

バイクや車で走り抜けたりと文字通りの冒険家だ。


 さらに彼は、旅で訪れた国で企業家や政府の役人に直接会い、

その考えを聞き、また街を回って国民の考えに耳を傾ける。


一般的な投資家が関心も示さないような未開拓な市場を先に

発見し、何よりも自分の直接見聞きした一次情報を大事にすることが、

いかに投資にとって大事なことかに気づいたのだ。


そして、前述した投資家タイプに向いている


「他の人を出しぬけるほどの情報」

「他の人に負けない投資に関する知見」


の両方を持ち合わせているということになる。


 ウォーレン・バフェットにせよ、ジム・ロジャーズにせよ、

成功している投資家は誰かのお仕着せではない、自分なりの

明瞭な投資哲学を持っている。



20年間負け知らずの自分尊敬する師も


圧倒的な情報量、経験、知識

そして、日々、投資の精度をあげるべく

研究を積み重ね


その結果、構築された判断基準に従って投資を

されている。



適当、なんとなく、大丈夫かもしれない


というような曖昧さをどれだけ減らし

確実性を高めていくかが人生の成否に

繋がるのではないか?


今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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